島牧便り(9月10月11月)

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十一月二十四日晴れ、晴れ 晴れ
季節がひと月も前に戻ったような天気が続いています、
気温も十五度、こんな天気ばかりですと北海道の冬もよいのですが、
あまり良いお天気だったのでブナの森まで行ってみました、
賀老高原は雪も全くなく、この時期に、こんなことは珍しいですね。


誰もいない葉を落としたブナの森は、
静かに冬を待っています。
さすがに、狩場の山の上は真っ白です。
あたり一面は、ブナの葉のじゅうたん なんとまだナメコが生えていました。
ブナの枝越しに見る真っ青な空は、
何とも言えない美しさです。
マス、ヒラメ釣りなどでお世話になったボートくんも冬ごもり

十一月二十日、小春日和
先週は寒い日も多く、一面の銀世界になった日もあったのですが、
今週は良い天気が続き先日の流星群も、よく見えました。
実は、このあいだ沖縄の八重山に行ったのですが、向こうはまだ温かくリーフの海で泳ぐことができました。
帰ってくると一面の銀世界、今更ながら日本列島の長さを感じました。

西表島のエビ農園ではバナナ、パイナップル、
パッションフルーツなどを作っています。
西表島は、内陸は山猫の住むジャングル海は
星ズナのあるリーフ
という日本の南のはずれにある島です。
島牧では一面の銀世界 海では、ホッケが大漁で釣り人の姿が増えてきました。

十一月六日、時雨
四日の日に初雪が降りましたが、積もるほどの雪ではありませんでした。
今日も夜には雪になりそうです。
今年は山の成り物
(ヤマブドウ、サルナシ、等)が不作でこのところ里にクマが出没しています。
先週には、月腰の牧場で牛が二頭襲われ、クリ畠に出没していたクマも二頭 檻で捕獲しました。
野生生物と人間との共存ということは、なかなか難しいものです。
クマも冬眠の季節ですが、わが宿もそろそろ冬眠の季節です。

十月三十一日、快晴
十月も今日で終わり、あまり良いお天気なので、今年はこれで最後かもしれないかなと
キノコ採りに山に行きました。
それなりに収穫もあったのですが、ほとんどは開いてしまったナメコです。
明日からは雪だるまのマークの天気予報、小春日和も今日までのようです。

大平山も冬ごもりです。 幹だけになったブナの木も
堂々として立派です。
見事に葉を全部落としたブナの森

十月二十九日時雨
大陸から寒気団が南下してきて、ここから見えるフモンナイ岳にも初冠雪です。
狩場山の、本峰にはずいぶん前に初冠雪があったのですが、
フモンナイ岳の初冠雪は例年より
十日ほど遅いようです。

画像ではあまりはっきりしませんが、
うっすらと初冠雪です。
海も鉛色になり時化る日が多くなってきました。

十月二十四日時雨
紅葉は里まで降り、雪虫が飛び交い冷たい時雨が降り秋もそろそろ終わりです。

晩秋の秋の景色になってきました。 ブナの木も葉を落としてきました。
ナメコもこんななに開きました。 エゾリス君も冬に備えてせっせとえさを集めています。
今年の秋はブリがずいぶんとれていました。
刺し身でも照り焼きでもとってもおいしいよ。
エビも大漁です。真っ赤なのがナンバンエビ、
縞が見えるのがボタンエビ

十月十四日、晴れ
十月も半ばになり山の幸も、山の紅葉も真っ盛りです。
島牧に来れない人には画像だけでも、
おすそわけ。

ブナの紅葉は、黄金色です。山一面が黄金色に輝く姿は、
息を呑むほどの見事さです。
ブナの森の中にもこのように色付く、カエデなども混じります。
ブナの木は、このように先端から色づきはじめます。 初めは黄色に変わり、その後黄金色になります。
秘密の場所で2,3時間今日は、大漁でした。 採ってきた後の始末がなかなか大変です。
きれいに洗って、冷凍保存もできます。

十月十日曇り
十月になりアワビの漁が始まりました、
アワビも磯舟で採るので海が非常に穏やかでないと、漁ができません、
しかしこの時期になると、海が荒れる日が多くなり漁に出られる日は数日というのが例年です。
今年は、ここのところ穏やかな日が続きもう二回アワビの漁がありました。

朝七時から十一時までこのようにして漁をします。
なかなかの重労働で腕の差が出ます。
この鈎で海の底の岩に、へばりついているアワビを、
ひっかけて採りますが、熟練の技が必要です。
北海道のアワビは、少し小ぶりですが、身がしまって
こりこりとおいしいですよ。

ブナの森もずいぶん色付き紅葉のピークは来週あたりです。

今年の紅葉はそれなりにきれいです。 スナフジ沼のまわりも、だいぶ色づきました。 ブナの森ではナメコが真っ盛りになります。

九月二十八日晴れ、波高し
昨日は島牧小学校の三、四年生によるブナの森での観察会がありました。
ふるさとの誇るべき宝ブナの森、みんな真剣に!?観察していました。

この吊り橋の奥がブナの原生林 木々もだいぶ色づいてきました。
狩場山は先日降った初雪は消えていました。 ずいぶん日が短くなり夕日が沈むのは五時半前です。

九月二十五日、曇り後晴れ
ここのところの、雨と冷え込みで待望のナメコが出始めました。
初漁としてはこんなものですが来週からは忙しくなりそうです。

今年の秋、初収穫の天然のナメコ、もう開いているものも
あり、例年に比べると、少し早いような気がします。
食べたことがある人しかわからない絶品
天然ナメコ汁
秋の山の幸がナメコだとすると、海の幸は、ブリとイクラ
海の幸山の幸いっぱいの島牧の秋、
十月になるとアワビの漁も始まるよ
もう行くきゃないね。
一匹きのメスザケには、この腹が二つずつ入っています。 目の粗いザルの上でこすると、バラバラなイクラの
できあがり、あとは醤油、塩、酒などで味を整えます。

九月十六日、秋晴れ
九月も半ばになり、今日は朝のうちは雲もあったのですが、昼前から秋晴れになりました。
しばらく、雨降りの日が多かったのでいよいよシーズンです。そう茸です!!!
今年の秋になって初めての茸を採って食べました。

北海道ではボリボリと言いますが本名をナラタケ
このへんの山でこれから大量に取れる食用の茸です。
みそ汁に入れたり佃煮にしたりしてたべます。
これが一番中毒の多いというツキヨダケ見た目も、
全然毒がありそうではありませんが、そして食べても
おいしいらしいのですが、食べてはいけません。
この茸には、夜光物質があり
暗やみで光るキノコです。

九月九日雨
秋雨前線の影響なのか、このところぱっとしない天気が続き今日は雨ふりです。
そんな雨降りの合間をぬって、海岸の秋の花を探索に行ってきました。

向こうに見えるのが、道内一の高さを誇る茂津多岬
手前の岩が兜岩なのですが、崩れて今は兜の形をしていません。
海岸の岩肌に、粘りつくように咲くイワレンゲ 野性のネギの仲間ミヤマラッキョウ
ハマフウロウ、仲間に山で咲くチシマフウロウ
道端で咲くフウロウソウ(ゲンノショウコ)などがある。
ダイモンジソウ、花が大という字のようでしょう。 これが、一時期絶滅したといわれていた
幻の花カリバオウギ


九月六日晴れ
秋を探しに、海へ山へ出掛けてみました、秋はあまり派手な花はありませんがそれなりに咲いているものです。

漁の出だしはいまひとつぱっとしないようです。 オス、メスの区別の仕方が分かりますか?
尻尾のすぐ前の背中にあるアブラビレの大きい方がオス、
小さい方がメスです。
メスから取った卵をばらしてしょうゆ、酒などで
漬けこむとイクラの出来上がりです。
九月十月はこのイクラ丼が食卓に並びます。
オオカメノキの実も赤くなってきました。 秋を代表する花エゾノコンギク ハハコグサはエーデルワイスの親戚です。
山菜としてお世話になったウドも、実をつけていました。 海岸の岩肌などに咲くツリガネニンジン こうしてアップにすると何の花? ノコギリソウです

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