島牧便り(5月、6月)

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六月三十日 晴れ後曇り
六月も今日で終り、高原の野イチゴもいよいよ色づきはじめました、野イチゴ狩は七月の十日すぎまで楽しめます。
狩場山の、残雪も今年はことのほか早く消えそうです。

ノウゴイチゴという野イチゴなのですが、足の踏み場がない程
たくさんなっています、ちょっと小さいので採るのは大変なのですが
そのまま食べるとちょっと酸っぱいのですが、ジャムにしたら最高、
シャーベットや果実酒もいいですよ。

狩場山の残雪はずいぶん少なくなりました。 登山口付近ではオオバミゾホウズキが満開でした。

六月二十八日晴れ
昨日今日と真夏のように暑い日が続いています、と言ってもここ島牧では、海からの風が吹くと気温は二十五度ぐらいまでしかなりません。
この暑さでわが家の島牧農園でも収穫物が増えてきました。全部で百五十坪ほどの家庭菜園なのですが、キュウリ、トマト、ナス、ピーマン、サヤエンドウ、大根、小松菜、アスパラ、ニンジン、イチゴ、ブドウ、等々々二十種類もの野菜や果物を無農薬で栽培しています、これからは新鮮で安全な野菜が食卓に並びますよ。

わが家の島牧農園、いろいろなものが一畝ずつを植えられています サヤエンドウはいま盛んに収穫しています。
イチゴはもうそろそろ終わりですが、わが家のイチゴは甘み酸味
とも強くおいしいですよ。
今日の収穫はこれだけイチゴミルクにしようかな
シャーベットにしようかな。

六月二十五日晴れ
大平山の植物調査があり、大平山に登ってきました。
今年は春から腰の調子が悪く心配していたのですが、何とか頂上まで行ってきて、腰のほうも大丈夫なようで安心しました。山の方は、盗掘、踏み荒らしなどがますます心配です。

六月二十四日
むかしは【バイクで島牧】という表を作ったくらいオートバイに乗って旅する若者が来たのですが、今はバイクのブームも去ったのか、バイクでの宿泊者はだいぶ少なくなってしました。
今日は久しぶりに、北大のバイクツーリングサークルが、二十台ほどのバイクでやってきて、宿泊してくれました。

勢ぞろいしたバイク君たち さあ隊列を組んで出発するよ。

六月二十一日、曇り
ここ、三日ほど
ぐずついた天気が続いている北海道ですが、今日はようやく雨も上がり夕方には水平線から、ちょっとだけ青空も覗いていました。梅雨のないという北海道も実は六月はこんな天気が多いんです。

今年はここから滝に入ります。 こんな感じの道で去年までの道よりはちょっと遠い感じです。 今は、この写真より水量はだいぶ少なくなりました。
今年はあちこちにこの看板が目に付きます。
お目にかかりたい人はチャンスかもね。
こないだ食べたユキザサも花をつけています。 マイヅルソウも今が満開です。

六月十六日快晴
山の雪もだいぶ少なくなってきて、狩場山の登山をする人も
増えてきました。
峰越峠までの、林道も通れるようになり
今日は奥尻もよく見えていました。
海では、待望のウニ採りが始まり今日の夕食ではウニ丼に舌鼓を打ちました。

狩場山の残雪もだいぶ少なくなってきました。 峰越峠からのブナの樹海、後ろに見えるのは大平山
磯舟をを操って、手、足、口を使ってウニを採ります。 採ってきたウニは、さっそくみんなでむきます
むき身になったウニ、お店に並ぶときはこの後薬で
固めるので美味しくなくなります。
左がムラサキウニ、右がバフンウニ味は優劣
つけかねますが
色はバフンの方が赤くてきれい
なので値段は高いようです。


六月十三日
わたしたち賀老高原で初体験!!

ちょっと小さいけどイワナをゲット
あたしに釣れられちゃうなんて島枚
イワナはバカね
釣りというのは初めてのMちゃんエサのブドウ虫を触れず
ゴムの手袋をして触っていました。
それでも初めてイワナを釣って大満足
初体験の犠牲になってしまった気の毒なイワナたち
夜には天ぷらになって胃の中に収まってしまいました。

尚、六月十一日から賀老の滝への仮遊歩道が開通して、ようやく滝を見学することができるようになりました。

六月十日曇り
山のふもとのほうに白いパッチワークができてきました、そうアカシアの花が咲き始めたのです。
夕方食事の後外に出てみると、海風が陸風に変わり、あたり一面アカシアの香りでむせかえるようです。
わが家の裏の、原生花園?でもハマナス、エゾスカシユリ、ハマエンドウが満開です。

天ぷらにしてもおいしい、ニセアカシヤ。ニセというの
はちょっと、ということでキタアカシヤがいいね。
エゾスカシユリ 浜梨からハマナスになったという、
花びらと実で果実酒もつくれるよ。

六月六日、今日も快晴
山では、タケノコ、ウド、などは今が盛りせっせと採って貯えなくてはいけないのですが、腰の具合いがいまいちいで、ボチボチというところです。
海ではヒラメ、メバル、ホッケなどは盛漁期来週からは、ウニ イカなどの漁も始まるようです。

ささやぶの中ををはいずり回ってこのタケノコ
を採るのですが、方向を見失って、死ぬ人も
いるというほど
命がけ!!!
天ぷらや酢味噌にしてもおいしい野性のウ
もうちょっと大きくなった方が取りごたえがあるね。
今日の収穫は二時間で十キロほど、
採るのも大変だけれどもあとの始末もまた大変
皮に包丁を入れた後たっぷりの湯で茹でます 皮をむくとつやつや光ってほんとうにきれいです 保存には煮沸して瓶詰にするのが一番
ホッケ メバルなどは刺し網という網で採るのですが
朝早くから港でおばさんたちは魚を外します。
外し終えたホッケたち、この後大きさをそろえて箱詰めにして
出荷します。
同じように見えますが三種類の魚がいます。ヤナギノマイ 
ウスメバル ヤナギメバル
どれがどれかわかりますか?
こうして箱に詰められて、市場に送られます。

六月三日
今日、賀老高原でブナ林観察と、春の味覚ウオッチングがありました。
新緑のブナ林を楽しんだ後、自然からの恵みを天ぷらなどにして味わう行事です。
朝はあいにくの雨だったので心配したのですが、山に行くと天気は良くなりそれなりに楽しめたようです。

冬のの眠りから覚め発芽したブナの子供たち ノウゴウイチゴの花が満開でした。
今年も野いちごジャムづくりが楽しめそうです。

六月一日
今日からいよいよ六月、海に山にと本格的な季節になります、雨ふりでしたがとりあえず山岳方面へ偵察に行ってきました。
滝は例の崩壊の復旧工事をやっていて、いまだに通行はできませんが、タケノコ・ウドなどの山菜は、最盛期になりそうです、ブナの新緑もとてもきれいでした。残雪のため狩場山の登山口へは、600m程手前までしかクルマではいけません。それでも例年に比べると一週間ほど早い雪解けです。

車で行けるのは登山口手前600mまで 賀老高原では今桜が咲き始めていました。

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五月三十一日
五月も今日でおしまいですが、久ぶりに朝から雨ふりの一日です。
種をまいたり苗を植えたりした、わが家の島牧農園には恵みの雨です。
当麻のベースと久美ちゃんの店のことが、今日の、北海道新聞に載っていました。
店は繁盛しているそうでまずは一安心とのことです。

五月、三十日快晴
水平線まで沈むきれいな夕日でした。
腰の状態が悪く草刈りをしていないので家の回りの草も、あっという間にジャングルのようになってきました。

水平線まで沈む夕日は、それなりに珍しいんですよ。 今日のお刺し身は、ヒラメと、カキとタケノコです。

五月二十八日
今日は朝から快晴、風の香りも陽の光もまさに初夏です。
茂津多岬への道がようやく開通、北海道で一番高い岬(標高281m)も車で簡単に行けるようになりました。
灯台とその回りはまだ昔のままですが、おいおいきれいになることでしょう。
海では待望のヒラメが連れ始めました。まだ型は小ぶりですが、十枚ほどゲットして初ものをお刺身でいただきました。初ものはどうしてこんなにおいしいのですかね。

向こうに見えるのが茂津多岬、手前はは崩壊して兜の形ではなくなってしまったカブト岩 茂津多岬の灯台はここから車で10分ほど
1997年に崩落した白糸トンネルの現場、
現在は新しいトンネルになっている。
ようやくヒラメの釣れる季節になりました。

五月二十四日
気温は二十度ほどですが、あまり風もなく穏やかな日が続いています。
わが家の回りでは、例年より一週間ほど早く初夏の花が咲き始めました。

いよいよ、ハマナスの咲くころの季節になってきました。
この香りをかぐと、初めて北海道に来た頃のことを思い出します。
わが家の庭に侵入してきたハマエンドウ、ここ二三年で
畳十畳分くらいにもなってしまいました

五月十七日
滝への遊歩道の崩落は、かなり規模が大きくすぐには復旧できそうもないということで、昔の遊歩道が使えないかと、ブッシュの刈払いをしました。そこの現場を今日見てきましたが、二十年もたっているので荒れた登山道という感じで、かなり手を加えないと駄目なのと、高低差.距離ともに現在のものと比べると多いので、どちらにしても問題がありそうです。

遊歩道の崩落現場、復帰にはかなり時間がかかりそうです。 昔の遊歩道の展望台から見た滝

          
五月十五日

ここの所初夏を思わせる暑い日が続いて、山ではブナの新緑が陽の光に輝きまばゆいばかりです。
シラネアオイ、ヒトリシズカなどの花も咲きそろい高原ではタケノコ採りの季節に入ります。
賀老の滝あたりも雪はほとんど消えてきたのですが、遊歩道にがけ崩れがあり滝を見に行くにはもう少し時間がかかりそうです。
海では小女子漁が真っ盛りで、漁火がとってもきれいに臨まれます。

日本固有種のシラネアオイ四枚の花弁のように見えるものは実は こうしてたくさんで咲いていてもヒトリシズカ
ブナやカエデが、芽吹きから新緑に変わる山々 これは何でしょう?小女子漁の船です。

五月十一日蛭田氏から五月の連休の画像が届きましたのでいくつかアップしておきます。
当方のデジカメも直ってきたので、これから初夏に向かっての島牧もお伝えしていきます。

連休に泊まり合わせた仲間たち 山菜の天ぷらと、手打ち蕎麦は好評です。
タラの芽、山ウド、タケノコ、の大漁 ミズバショウも咲いていました。
ピリカ温泉もよかったです。 オショロコマのいる水源地

五月八日

デジカメが壊れてしまっているので、しばらく島牧便りをさぼっている間に、季節は一気に春たけなわから初夏にまっしぐらです。
連休も終わり宿泊者もぼちぼちで、ようやく島牧らしいのんびりの春です。
この連休は、休みの形態もよかったのか、長くお休みをとれる人も多く毎日野山を駆け回り、タラの芽ウドなどをたくさん収穫できた人たちもいました。
まだ賀老の滝あたりは雪があるのですが、宿から見える山々は、桜も終わり日に日にブナなどの新緑が鮮やかになってきました。
山菜も行者ニンニクは終わりタケノコと、ウドがとれ始め、海でも桜マスからヒラメへと切り替わりです。
来週にはデジカメも直りそうなので、また画像付きの島牧便りをアップしていきます。

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