縄文式土器作りに挑戦

島牧小学校、少年ふるさと教室(六年生)


今年の六年生の少年ふるさと教室は、土器作りに挑戦です。
山で粘土を採るところから始まり、野焼きで終了という、
三回に分けての挑戦、縄文人になったつもりで頑張ってみましょう。

第一回、五月二十七日
賀老高原に粘土の採取に行きました。
気をつけてみると自分たちの住んでいるまわりにも粘土はあるものです。
賀老高原の粘土は、鉄分が多い赤土です、そのままでは使いづらいので、
不純物を取り除き市販の粘土と、混ぜてみました。

石や根っこが入らないように良い所採ってね。
童心に帰ってどろんこあそび??!! 粘土を練るのもなかなか大変なのです。

というわけでで、第一回目では土づくりまで完了です。

第二回、六月十二日、

今日はいよいよ、前回作った土を使って、縄文式土器の製作です。
さあ縄文人のように上手に作れるかな。

まず底になる部分を作ります。 その後紐になった粘土を積み上げていきます。
みんな真剣に制作していました。 足つきのの器は特に難しいね。
なかなかむずかしいね、 これから縄文の模様をつけなくちゃ
縄文人になったつもりでつくるぞ。 それなりに格好はつきました。

みんななかなか難しかったようですが、縄文式土器の雰囲気はあるようです。
次回は、いよいよクライマックス野焼きです。


第三回、六月二十四日 天気晴朗なれど風強し

前回製作してから十日以上たち、乾燥状態も良さそうです。
ちょっと風が強いのが心配でしたが、学校の裏でブロックを並べ、そこで野焼きです。
先ず火種を作るところから体験です、これもなかなか大変で縄文人の苦労がうかがえます。

二三分休みなしに回します。 それで煙が出てくれば、しめたもの。
綿状の麻の紐に、火種を移し静かに吹きます。 ようやくもえあがり火がつきました。
先ず火から遠いところに置き少しずつ、暖めていきます。 少しずつ向きを変え平均に温度が上がるようにします。
徐々に、火の中に作品を、近づけていきます。 中の作品が真っ赤になりいよいよ佳境です。
最後の薪が燃え尽きたらこのままふたをして、
次の日まで自然に冷えるのを待ちます。
次の日の朝、どんなふうに焼き上がっているかな。
僕のは壊れないでできたぞ。 僕のはちょっととれちゃったところがあるよ。
多少壊れたのもありましたが、粘土の採取から焼き上がりまで体験して、みんな満足そうでした。


トップヘ戻る