♪ 二階の屋根に登れば 青い空に手が届く
雪どけあとの春の野に 東狩場の峰が輝く
もうこの空に 白い雪が舞うことはない
風はまだ寒いけど ひざしはもう暖かい
一雨降るごとに 伸びてゆく芽の
音が聞こえる そんな春 ♪
島牧では三月の末になると、あんなにあった雪が春の雨と、暖かい日の光であっという間に溶け北国の春は一気に訪れます。
一番最初に顔を出すのはふきのとう、そして先を争うように、フクジュソウ、エゾエンゴサク、カタクリ、アズマイチゲ、エンレイソウ、などの花々が咲き競います。
行者ニンニク、コゴミ、アサツキ、ユキザサ、タラノメ、ヤマウド、ワサビ、タケノコ、といった山菜も旬。天ぷらに、ごまあえに、卵とじに、と食卓を賑わせます。
この春の喜びは、北国に住む者だけが味わえる特権。
アズマイチゲ | コジマエンレイソウ | キョウジャニンニク | カタクリ |